1. 測定機の校正、測定
朝一番に行うことは、測定機の校正です。校正とは簡単に言うと機械の狂いを正すこと。特に三次元測定機などは湿度・温度の影響を受けやすいので、室温管理にも気をつけています。校正の完了後は、製品の測定です。三次元測定機はもちろん、用途に合わせて様々な測定機を使い、製品の形状や寸法が図面に正確に作られているか確認・測定をおこないます。
2. データの入力、原因究明
測定したデータをまとめ数値を算出し、異常があった場合はその原因究明を行います。製品自体のデータの他、工程能力指数(定められた公差範囲内で製品を生産できる能力を表す指標)を算出することもあり、この場合1度に多くの製品を測定します。データのばらつきが大きい場合にはヒストグラムなどの図を用いて原因究明にあたります。
3. サンプル回収のため現場へ
測定する製品は、出荷検査や現場からの依頼品、現場の機械が動き出した時の初品などさまざま。検査品を回収するために、現場を回ることも大切な仕事です。実際にオペレーターの方と話をすることで製品の品質に関わる変化点などがわかることもあり、測定器やパソコンの前での作業だけでなく、現場を歩き話を聞くことも重要だと思っています。